ChatGPT使い倒し入門シリーズ 特別編1

特別編1|保存版!プロンプトテンプレート大全

1-1|このテンプレ集の使い方と考え方

1-1-1|コピペでOK!でも“目的”が大切

このテンプレート集は、ChatGPTをまだ使いこなせていない方でも、「すぐに」「そのまま」使えるプロンプトを集めた保存版ガイドです。

とはいえ、プロンプトは「魔法の呪文」ではありません。自分の目的を明確にしないと、AIは期待通りに動いてくれないこともあります。

💡プロンプトとは「AIへの指示文」のこと。
話しかける内容次第で、出力の質も変わります。

以下のような「目的の整理」をしてからテンプレを使うと、効果がグッと高まります:

  • 何をしたいか?(例:文章を要約したい、献立を考えたい)
  • 誰向けか?(例:小学生向け、ビジネス用)
  • どの形式でほしいか?(例:箇条書き、表、ストーリー風)

たとえば「中学生向けに歴史の流れをわかりやすく教えて」と頼むだけでも、ぐっと回答が親切になります。

1-1-2|テンプレ活用の基本ステップ

テンプレートを効果的に使うには、以下のステップを意識するとスムーズです。

STEP1
目的に合ったテンプレを選ぶ

用途(学習・仕事・生活など)と目的(要約・説明・提案など)をまず決めましょう。

STEP2
テンプレをそのままコピペして試す

まずはそのまま使ってみるのがコツ。うまくいけばそのまま活用、ズレたら微調整を。

STEP3
自分用に少しだけカスタマイズ

「対象」「トーン」「形式」を少し変えるだけで、グッと精度が上がります。

⚠️ うまく動かないときは「足りない情報がないか?」を確認しましょう。

1-1-3|用途別×目的別に整理して紹介

このテンプレート大全では、以下のように「用途別×目的別」でテンプレを分類しています。

  • 学習サポート:説明、テスト、暗記補助
  • 仕事効率化:文章生成、要約、企画支援
  • 創作・SNS:構成・ストーリー・投稿文
  • 日常生活:献立、タスク、相談など
  • 応用・発展:複雑な指示・複数ステップ処理

各カテゴリで「すぐ使えるテンプレ」を具体的なプロンプト例3つずつ紹介していきます。

気になるカテゴリから見てもOK、最初から順に試すのもOK。あなたの“使い倒しスタイル”でどうぞ!

1-2|学習サポートに効くプロンプトテンプレ

ChatGPTはあなた専属の家庭教師のように使えます。
ここでは「苦手分野の理解」「テスト形式の練習」「科目別サポート」に分けて、汎用テンプレート10個+使い方例を紹介します。

1-2-1|苦手分野をやさしく解説してもらう

複雑な内容を「かみくだいて説明して」と頼むだけで、理解がグッと深まります。

💡使い方のコツ:対象者・トーン・例の有無を指定すると精度UP!

▼テンプレート10選(説明タイプ)

  • {キーワード}について、小学生にもわかるように教えてください」
  • {キーワード}の基本を3ステップで説明してください」
  • {キーワード}の仕組みを図解イメージつきで説明して」
  • {キーワード}{類似キーワード}の違いを比較して」
  • {キーワード}の具体例を交えてやさしく解説して」
  • {キーワード}を日常生活にたとえるとどうなりますか?」
  • {キーワード}の流れ・プロセスをステップごとに整理して」
  • {キーワード}を1分でプレゼンするならどう話す?」
  • {キーワード}を中学生にも伝わるように書き直して」
  • {キーワード}を図解用に要点だけまとめてください」

▶ 具体例:
キーワードを「江戸時代の身分制度」に置き換えると…

「江戸時代の身分制度について、小学生にもわかるように教えてください」
→ 武士・農民・町人の役割を、身近なたとえを交えてやさしく説明してくれます。

1-2-2|テスト形式で練習する

覚えたことを問題形式でアウトプットすると、記憶に定着します。

▼テンプレート10選(クイズ・問題形式)

  • {キーワード}に関するクイズを5問出して。答えは後にまとめて」
  • {キーワード}の穴埋め問題を作って」
  • {キーワード}について〇×形式で出題して」
  • {キーワード}の選択式問題を3問出してください」
  • {キーワード}の問題を中学受験レベルで5問作って」
  • {キーワード}を英語で質問形式にして」
  • {キーワード}の覚えやすい暗記カード風に出力して」
  • {キーワード}のキーワードだけ抜き出してチェックテストを作成して」
  • {キーワード}を3択クイズにして。答えと理由も添えて」
  • {キーワード}の問題を、解説付きで出してください」

▶ 具体例:
キーワードを「水の三態(固体・液体・気体)」にすると…

「水の三態に関するクイズを5問出して。答えは後にまとめて」
→ 氷→水→水蒸気の変化に関する問題が、自動で出題されます。

1-2-3|語学・理科・社会…科目別テンプレ集

教科ごとに相性のよいプロンプト例を紹介します。
入れ替えだけで使えるテンプレートとして、ぜひストックしておきましょう。

▼テンプレート10選(科目別)

  • 【英語】「{例文}を日本語に訳して、文法のポイントも解説して」
  • 【英語】「{単語}を使った英文を3つ作って」
  • 【理科】「{現象や法則}をやさしく説明して」
  • 【理科】「{実験名}の手順と注意点を説明して」
  • 【社会】「{歴史イベント}の原因と結果をまとめて」
  • 【社会】「{地域名}の地理的特徴を箇条書きで説明して」
  • 【国語】「{ことわざ/表現}の意味と使い方を例文つきで」
  • 【国語】「{漢字}の成り立ちと部首を教えて」
  • 【数学】「{公式}の使い方を例題と一緒に教えて」
  • 【数学】「{問題文}の解き方をステップで教えて」

▶ 具体例:
【理科】「蒸留の手順と注意点を説明して」
→ 実験の流れを図解風にまとめてくれます。

1-3|仕事効率を上げるプロンプトテンプレ

メールや議事録、資料作成、アイデア出しなど…ChatGPTは“社内の補佐役”として大活躍します。

ここでは、汎用性の高い仕事向けテンプレを10個ずつ紹介します。すべて「キーワードを差し替えるだけ」で活用可能です。

1-3-1|メール作成・返信の時短テンプレ

言い回しに悩むメールも、テンプレがあれば一瞬で整います。

▼テンプレート10選(ビジネスメール用)

  • {要件}に関する丁寧なメール文を作成してください」
  • {依頼内容}をお願いするメール文にしてください」
  • {お礼の内容}に対する感謝メールを作ってください」
  • {変更や調整事項}を伝えるビジネスメールを作って」
  • {お詫びの理由}を含めた謝罪メールにしてください」
  • {上司への報告内容}をメール形式にまとめて」
  • {問い合わせへの回答内容}をていねいに返信してください」
  • {社外の相手}に失礼なく伝えるメール文にして」
  • {会議のキャンセル連絡}をやわらかく書いて」
  • {納期の変更理由}を含めた連絡文を作成してください」

▶ 具体例:
キーワード:「打ち合わせ日程の再調整」

「打ち合わせ日程の再調整を伝えるビジネスメールを作って」
→ 相手に配慮した文章で、候補日付きのメール文を自動生成してくれます。

1-3-2|要約・議事録・報告書の定型プロンプト

「読みにくい」資料もAIに整理してもらえば、時短と伝わりやすさを両立できます。

▼テンプレート10選(整理・要約・書式化)

  • 「この{文章や議事録}を300字以内で要約してください」
  • {会議内容}を議事録形式で箇条書きにしてください」
  • {報告内容}を報告書の書式でまとめて」
  • {発言ログ}から議事録を整えてください」
  • {インタビュー内容}を要点だけ箇条書きでまとめて」
  • {出来事の流れ}を時系列順に整理して」
  • {作業内容}の経過報告をA4 1枚でまとめて」
  • {アンケート結果}を要点だけに要約してください」
  • {音声メモの書き起こし}を議事録風に編集して」
  • {報告対象者}に合わせた報告書をカジュアルに書いて」

▶ 具体例:
キーワード:「週次ミーティングのメモ」

「週次ミーティングのメモを議事録形式で箇条書きにしてください」
→ 発言者別やトピック別に、読みやすいフォーマットにまとめてくれます。

1-3-3|企画・アイデア出しに使えるひな型

アイデアが浮かばないときは、ChatGPTを“壁打ち相手”として活用しましょう。

▼テンプレート10選(発想支援・企画系)

  • {商品・サービス名}の新しい活用アイデアを10個ください」
  • {テーマ}でユニークな企画案を3案出してください」
  • {目的}を達成するための施策を提案してください」
  • {ターゲット層}向けのキャンペーン案を考えて」
  • {イベント名}のタイトル案を10案出して」
  • {テーマ}をブログ企画として構成案を作って」
  • {課題}の解決方法をブレスト形式で出してください」
  • {提案内容}のメリットと注意点をセットで出して」
  • {テーマ}の資料構成案をステップで設計して」
  • {業種}向けに使えるアイデアテンプレを一覧にして」

▶ 具体例:
キーワード:「図書館イベントの集客アイデア」

「図書館イベントの集客アイデアを10個ください」
→ 「子ども向けスタンプラリー」「テーマ別読書マラソン」など、具体的で実行しやすい案が多数出力されます。

1-4|創作活動やSNSに使えるプロンプトテンプレ

「何かを生み出す」のが苦手でも大丈夫。ChatGPTは、発想・構成・文章化までを一緒に考えてくれる共創パートナーです。

ここでは、ブログ・物語・SNS活用に使えるプロンプトテンプレを、10個ずつ+具体的な差し替え例つきで紹介します。

1-4-1|ブログや文章の構成づくり

「何を書けばいいかわからない」をChatGPTが解決。
構成を一緒に作ることで、執筆のハードルが下がります。

▼テンプレート10選(構成・書き出し系)

  • {テーマ}についてブログ記事の構成案を作ってください」
  • {テーマ}を3章構成で整理して」
  • {テーマ}の記事冒頭の導入文を考えて」
  • {テーマ}を初心者向けにやさしく紹介する記事構成にして」
  • {テーマ}の“失敗例→解決策”のストーリー構成にして」
  • {テーマ}に関する読者の悩みを想定して記事構成を提案して」
  • {テーマ}をQ&A形式の構成で提案して」
  • {テーマ}について、SEOを意識したH2・H3構成を考えて」
  • {テーマ}を“初心者→中級者”向けに段階的に解説する構成にして」
  • {テーマ}で記事を書く際に入れるべき見出しをリストアップして」

▶ 具体例:
キーワード:「朝の時間を有効に使う方法」

「朝の時間を有効に使う方法についてブログ記事の構成案を作ってください」
→ 導入・課題・改善方法・具体例・まとめ…といった自然な構成が自動提案されます。

1-4-2|キャラクター・ストーリー生成用テンプレ

物語や創作キャラの「軸」になる情報をテンプレで設計すると、発想が広がります。

▼テンプレート10選(創作・物語系)

  • {ジャンル}の物語を短く書いてください」
  • {主人公の条件}をもとにキャラクター設定を作って」
  • {テーマ}を元にした起承転結の物語を考えて」
  • {状況設定}から始まる物語を展開してください」
  • {舞台設定}に合ったキャラクター案を3人分出して」
  • {キーワード}を必ず含めたショートストーリーを作成して」
  • {世界観}を説明文にして設定資料風に出してください」
  • {ジャンル}に合ったプロットを箇条書きで考えて」
  • {物語のゴール}に向かうストーリー案を提案して」
  • {読者層}にウケるキャラクターや展開の傾向を教えて」

▶ 具体例:
キーワード:「魔法学校に通う少年」

「魔法学校に通う少年をもとにキャラクター設定を作って」
→ 名前・性格・過去・使える魔法・悩みなど、詳細なキャラ情報が生成されます。

1-4-3|SNS投稿やネーミングの補助プロンプト

「何を書けばいい?」「いい言葉が思いつかない…」
そんなSNS投稿やネーミングの悩みも、テンプレで解決できます。

▼テンプレート10選(SNS・ネーミング系)

  • {テーマ}に関するSNS投稿文を140字で作って」
  • {イベント・商品}の紹介文をインスタ風にしてください」
  • {投稿内容}に合うハッシュタグを10個提案して」
  • {サービス内容}を分かりやすく1ツイートにまとめて」
  • {キーワード}を含んだキャッチコピー案を10個考えて」
  • {商品ジャンル}のネーミング案を10個出して」
  • {雰囲気や印象}を含む店名を5案出して」
  • {トレンドテーマ}を絡めた投稿文を作成して」
  • {キャンペーン概要}をシンプルに紹介する文章を」
  • {ブランド名}をつけるとしたら?意味も説明して」

▶ 具体例:
キーワード:「春の手作り石けんワークショップ」

「春の手作り石けんワークショップの紹介文をインスタ風にしてください」
→ ハッシュタグ・絵文字・雰囲気のあるコピー付きで、すぐに使える投稿文が完成します。

1-5|日常生活をちょっと楽にするプロンプトテンプレ

「家事」「買い物」「自己管理」など、毎日なんとなく悩むことは意外と多いもの。
ChatGPTは、そんな“ちょっと面倒”を“ちょっと楽”に変えてくれる、暮らしの相談相手にもなれます。

このセクションでは、買い物・献立・掃除/目標管理/気軽な相談の3カテゴリに分けて、使い回しやすいテンプレを紹介します。

1-5-1|買い物・献立・掃除などのタスク管理

「今日なに買えばいい?」「今週の掃除どこやる?」
そんな“決める疲れ”をChatGPTにまかせてしまいましょう。

▼テンプレート10選(暮らしのToDo編)

  • {今日の予定}に合わせた買い物リストを作って」
  • {冷蔵庫の中身}で作れる献立を3日分考えて」
  • {予算金額}内で1週間の食材プランを立てて」
  • {家族構成}に合った1週間の献立例を出して」
  • {掃除の頻度}に合わせて掃除スケジュールを組んで」
  • {部屋の間取り}ごとに月間掃除計画を作って」
  • {時間帯や曜日}に分けた家事スケジュールを提案して」
  • {作業時間の目安}に合わせて分担タスクを考えて」
  • {お弁当のおかず候補}を1週間分考えて」
  • {家電の使用予定}を整理したタイムテーブルを作って」

▶ 具体例:
キーワード:「冷蔵庫に卵、キャベツ、鶏むね肉がある」

「冷蔵庫に卵、キャベツ、鶏むね肉がある場合、3日分の献立を考えて」
→ 卵炒め、チキンソテー、キャベツスープなど、無駄なく使える献立を提案してくれます。

1-5-2|ルーティン・目標管理に使えるひとこと

モチベーションが続かない…というときにも、ChatGPTは“毎日コーチ”としてサポートしてくれます。

▼テンプレート10選(習慣・目標サポート)

  • {朝のルーティン}を5ステップで整えて提案して」
  • {夜の時間帯}にやるとよい習慣を教えて」
  • {毎日の目標}をチェックするひとことメッセージを出して」
  • {やる気が出ない状況}に合わせた励ましの言葉をください」
  • {3日坊主になりやすい習慣}を続けるコツを教えて」
  • {朝活の内容}を曜日ごとに振り分けて」
  • {今月の目標}を週ごとに小分けして実行計画を作って」
  • {達成したいこと}を記録するテンプレートを作って」
  • {自分への問いかけ}で1日を振り返る質問集を出して」
  • {スマホ時間を減らしたい}ときの行動プランを作って」

▶ 具体例:
キーワード:「朝のルーティン」

「朝のルーティンを5ステップで整えて提案して」
→ 起床・ストレッチ・朝食・スケジュール確認・短時間読書などのリズムある提案がもらえます。

1-5-3|相談・雑談・メンタルサポートの問いかけ

「ちょっと話を聞いてほしい」「ひとことアドバイスがほしい」
ChatGPTは、気軽に話せる相手にもなれます。

▼テンプレート10選(対話・相談系)

  • {今日の気分}について、優しく聞いてくれる問いかけをして」
  • {ちょっとした悩み}に対する前向きな言葉をください」
  • {忙しいとき}にリラックスできる言葉をかけて」
  • {感情の整理がしたい}ときに役立つ質問をして」
  • {最近のモヤモヤ}を話す相手になって」
  • {寝る前のひとこと}としてリラックスメッセージを出して」
  • {今日のよかったこと}を振り返る問いを投げかけて」
  • {落ち込んだ理由}に優しく寄り添ってくれる返事をください」
  • {小さな成功体験}を一緒に喜んでくれる言葉を出して」
  • {週末に一息つきたい気分}に合った雑談をして」

▶ 具体例:
キーワード:「最近なんだかやる気が出ない」

「最近なんだかやる気が出ないときにリラックスできる言葉をかけて」
→ 「大丈夫、そんな日もあるよ」といった、優しく受け止める対話が返ってきます。

1-6|応用編:複雑な指示もこなせるプロンプト設計例

ChatGPTは単純な問いかけだけでなく、条件付きの処理・フォーマット指定・複数ステップの作業もこなせます。

このセクションでは、「応用的な指示」が可能になるプロンプトテンプレを3タイプに分けて紹介します。
キーワードを入れ替えるだけで、汎用的かつ実務レベルに使える内容です。

1-6-1|「条件付き」のプロンプトテンプレ

特定の条件に応じて出力内容を変えたいときに便利です。
「〜ならこうして」「〜のときはこうして」と明示しましょう。

▼テンプレート10選(条件分岐・場合分け)

  • {対象}がAのときは●●、Bのときは▲▲と処理してください」
  • {条件1・条件2}に応じた対応をそれぞれ提案してください」
  • {入力内容}が数字なら計算し、文字列なら説明してください」
  • {利用者のスキルレベル}によって説明の深さを変えて」
  • {年齢層}によって語彙とトーンを調整して」
  • {ジャンル}に応じてキャッチコピーのトーンを変えてください」
  • {入力データ}の内容に応じてカテゴリ分類をしてください」
  • {顧客タイプ}別に提案内容を出し分けて」
  • {季節や時期}によっておすすめを切り替えて」
  • {エラー内容}に応じたトラブルシューティングを提案して」

▶ 具体例:
キーワード:「ユーザーが初心者なら丁寧に、中級者なら要点だけ説明して」

「ユーザーが初心者なら丁寧に、中級者なら要点だけ説明してください」
→ 説明の深さや語彙レベルを自動調整して出力してくれます。

1-6-2|「フォーマット指定」のプロンプト例

出力形式を指定すれば、レポート・表・CSV・Markdownなど、整理された状態で結果を受け取れます。

▼テンプレート10選(出力形式の指定)

  • {テーマ}について表形式でまとめてください」
  • {トピック}を見出しつきMarkdownで構成してください」
  • {要素}を項目名と説明の2列でCSV形式で出力して」
  • {内容}を1分以内で読めるレポート風にまとめて」
  • {分析結果}をパワポのスライド構成風に出力して」
  • {箇条書きの材料}を文章化してください(400字程度)」
  • {情報}をJSON形式で構造化して出力して」
  • {案内文}をLINEメッセージ風に変換して」
  • {複数項目}をカテゴリ別に表で整理して」
  • {注意点}を見やすい箇条書きでまとめてください」

▶ 具体例:
キーワード:「ブログ記事のタイトルと説明を表形式でまとめて」

「ブログ記事のタイトルと説明を表形式でまとめてください」
→ タイトル/説明欄の2列表で提案され、コピペしてすぐ使える状態に。

1-6-3|「複数ステップ」を一括で頼む構文

「順番に処理して」「前の結果を使って次の作業へ」といった一連の指示もテンプレ化できます。
一括処理系プロンプトは、応用力の高い使い方です。

▼テンプレート10選(複数ステップの処理)

  • {アイデア出し→選定→改善案提案}まで一括で行って」
  • {タイトル作成→要約→SNS投稿化}の流れで作業して」
  • {問題作成→回答→解説}を順に実行して」
  • {箇条書き→構成→文章化}の3ステップで仕上げて」
  • {リサーチ→比較→結論の提案}を1つの流れで行って」
  • {文章のチェック→改善点の抽出→書き換え}をまとめて実施して」
  • {キャラ設定→ストーリー作成→SNS用要約}まで一連でお願い」
  • {サービス案→ターゲット分析→プロモ案作成}の順で考えて」
  • {データ分析→考察→プレゼン構成提案}までをまとめて出力して」
  • {問題点抽出→改善提案→具体的アクションプラン}の順で整理して」

▶ 具体例:
キーワード:「箇条書き→構成→文章化」

「この箇条書きを使って、まず記事構成を作り、それを文章化してください」
→ 3ステップすべてをChatGPTが処理し、下書きまで完成します。

1-7|まとめ:テンプレから卒業するために

ここまでテンプレ形式でプロンプトの活用法を紹介してきました。
でも、テンプレに頼らず“自分の言葉でAIに伝える力”があれば、さらに多彩な使い方ができます。

この章では、テンプレを土台にして「自分仕様にする」「引き出しを増やす」「頼み方の質を上げる」コツを紹介します。

1-7-1|テンプレを“自分仕様”にアレンジしよう

テンプレはあくまでたたき台。以下のように「自分なりの一言」を加えることで、AIとの相性がどんどん良くなります。

▼テンプレ活用+アレンジ例

  • 「小学生でもわかるように」「やさしい言葉で」
  • 「ビジネス向けの口調で」「カジュアルに」
  • 「図解できるような説明で」「SNS用に短く」
  • 「私の過去の発言に合わせて」
  • 「前回のやりとりをふまえて」「前提を整理してから」
  • 「【 】の中だけを変えればいい形で」
  • 「途中で止めて確認してから続けて」
  • 「HTML形式で」「箇条書きで」「表にして」
  • 「語尾をやさしく」「主語を子どもにして」
  • 「例を2つずつ挙げて」「失敗例とセットで」

▶ 具体例:
テンプレ:「●●を説明してください」に対し、

「●●を図解しやすい形で、小学生にもわかるように説明してください」
→ 見出しや箇条書きを含んだ、やさしい出力に自動調整されます。

1-7-2|プロンプトの引き出しを増やす工夫

テンプレだけでは対応できないシーンもあります。
そんなときのために「プロンプトの引き出し」を増やす習慣が大切です。

▼引き出しを増やす10の工夫

  • ニュースや雑談で「これはAIに聞けそう」と考えてみる
  • 人に説明するときの言い回しをAIにも使ってみる
  • AIからの回答で「もっとこうして」と再依頼してみる
  • 「なぜこの答え?」と理由を聞いて理解を深める
  • 苦手な言葉や分野でも一度AIに頼ってみる
  • 自分の過去の質問を保存して再利用する
  • 「この内容を5通りで答えて」と頼んでバリエーションを見る
  • 「今の答え、改善するとしたら?」と逆に聞いてみる
  • 他の人のプロンプトを参考にして応用する
  • ChatGPTの提案に「いいね/ちょっと違う」と反応を返す

▶ 具体例:
キーワード:「旅行の持ち物リスト」

「旅行の持ち物リストを5通りのタイプ(家族・一人旅など)で答えて」
→ パターンの違いを学びながら、自分に合った使い方を発見できます。

1-7-3|「頼み方」を磨くとAIはもっと使える

プロンプト力とは、“質問力”+“目的の明確化”です。
少しの工夫でAIの応答は激変します。

▼頼み方のコツ10選

  • 「前提条件はこうです」と明示する
  • 「この形式で出して」と具体的に伝える
  • 「読者は誰か?」を伝える
  • 「出力ボリューム(文字数・件数)」を指定する
  • 「NG条件」を最初に伝える(例:専門用語は使わない)
  • 「出力の目的」を伝える(例:プレゼン資料に使う)
  • 「比較・分類・要点抽出」などの指示を入れる
  • 「一文ずつ説明して」「一括で出して」など流れを決める
  • 「あなたは●●の専門家として答えて」と役割を設定
  • 「途中で確認を挟んで」と段階的に進める

▶ 具体例:
キーワード:「初心者向けの動画編集アプリを紹介して」

「初心者向けの動画編集アプリを、プレゼン資料に使うつもりで、比較表形式で紹介してください」
→ 誰向け/目的/形式が明確なため、実用的な表が生成されます。