ChatGPT使い倒し入門シリーズ 第02回

第02回
試してみよう:調べる・聞く・話す基本操作のポイントと実践ステップ

  • 目的:基本的な使い方と質問方法を体験する
  • ゴール:3つの質問スタイルを自分で使えるようになる
  • 対象読者:ChatGPTを使い始めたばかりの初心者〜、基本操作をきちんと押さえたい中級者

2-1. はじめに:ChatGPTは“話せる検索”です

2-1-1. 「何を聞けばいいのか分からない」──それは誰もが通る最初の壁

はじめてChatGPTを開いたとき、こう思いませんでしたか?
「…で、何を聞けばいいの?」と。

画面の中央にカーソルが点滅しているだけ。
マニュアルもなく、誰も案内してくれない。
Googleの検索窓のようでいて、何か違う。
──これが、多くの人が最初に感じる“戸惑い”です。

でも、それはごく自然な反応です。ChatGPTは「検索」ではなく「会話」だから。
だからこそ、最初のひとことに戸惑うのは当然なんです。

この記事は、そんなあなたが「まず1回話しかけてみる」ことを目的にしています。
そしてその一歩を、「できた!」「もっと話してみたい!」に変えていく体験を届けます。

2-1-2. この記事で得られること:できる・わかる・使える

この回では、ChatGPTに質問・相談・雑談をするための基本スタイルを体験しながら学びます。
3つのスタイルとは次のとおりです:

  • 調べる:シンプルに「これは何?どういうこと?」と聞く
  • 聞く:悩みや目的を伝えて、提案やアドバイスをもらう
  • 話す:雑談やアイデアのやりとりで楽しむ・ひらめく

難しい操作や準備は一切不要。あなたの言葉で聞くだけ。
ChatGPTは、あなたの質問に“自然な言葉”で返してくれる会話AIです。

💬 今すぐ試せる:
「ChatGPTって、なにができるの?」
↑そのままコピーして、ChatGPTに聞いてみてください。

2-1-3. ChatGPTって結局どういう仕組み?(ざっくり理解)

ChatGPTは、Googleのように“正解”を探すツールではありません。
「人間のように自然な返答をすること」を得意とするAIです。

仕組みとしては、大量の文章データから「こんな文脈なら、次はこう答えるのが自然そうだ」という“確率”をもとに返答をつくります。
つまり、あなたの質問の仕方や伝え方によって、返ってくる答えも変わるのです。

ChatGPT:「私は“あなたの言葉”に合わせて、いちばん自然で役に立ちそうな返答を選んでるんです」

ここで、ひとつ問いかけです:

👀 逆に考えてみてください。
あなたがChatGPTだったら、「ざっくり教えて」って言われたとき、どう答えれば満足されると思いますか?

この視点を持つだけで、ChatGPTとのやりとりは、ぐっと“通じやすく”なります。

2-1-4. 「失敗してもいい」からこそ、気軽に試せる

「こんな聞き方で大丈夫かな?」「怒られない?」
──その不安、とてもよく分かります。

でも大丈夫。ChatGPTはどれだけ聞き直しても、怒ったりしません
むしろ「言い直し」「追加説明」は、ChatGPTが得意とする使い方の一部です。

人に相談するのと違って、恥ずかしさもありません。
打ち間違えても、説明があいまいでも、何度でも聞き直せます。

💬 試しにこんな風に聞いてみてください:
「疲れてるときにおすすめのリフレッシュ方法は?」
「相対性理論を中学生にもわかるように説明して」
「最近おすすめの短編映画ある?」
──どれでもOKです。
ChatGPTとの会話は、最初から正しくある必要はありません。
“ちょっと聞いてみる”がすべての始まりです。

それでは、次のセクションから「調べる」「聞く」「話す」の3ステップを、ひとつずつ一緒に体験していきましょう。

2-2. Step1:まずは調べてみよう(シンプル質問のコツ)

2-2-1. 「何を聞いてもいい」が本当な理由

「これは聞いていいのかな?」「こんなこと、くだらないかも…」
──そんな迷いを抱える方へ、まずお伝えしたいことがあります。

ChatGPTは、どんな質問でも真剣に受け止めてくれる存在です。
大事なのは「正しさ」よりも、「あなたが今、何を知りたいか」です。

学術的な問いも、日常の疑問も、子どもじみた問いも、ChatGPTにとってはすべて等しく価値があります。

ChatGPT:「どんな質問でも大丈夫ですよ。あなたの“気になる”が、私のスタート地点です」

2-2-2. 調べものに向く質問・向かない質問

とはいえ、ChatGPTは万能ではありません。
「向いている質問」と「注意が必要な質問」を押さえておくと、より上手に使えます。

💡向いている質問 ⚠️注意が必要な質問
言葉の意味・定義:「メタ認知とは?」 最新ニュース:「今朝の出来事は?」
仕組み・背景:「AIはどう学習してるの?」 固有名詞の最新情報:「2025年のトレンドは?」
概念の比較:「資本主義と社会主義の違い」 公式手続き:「パスポートの申請方法」
📌 ChatGPTの知識は2023年までのものが中心です。
最新情報や重要な判断は、かならず公式サイトでご確認ください。

2-2-3. プロンプト例と回答|知りたいを伝える

ここからは、実際に試せるプロンプトをご紹介します。
コピーしてChatGPTに投げるだけでOK。どれも「調べる」スタイルにぴったりの例です。

💬 試せる質問例:
「重力って、どんな力なの?」
「アインシュタインの相対性理論を小学生向けに説明して」
「パスタとスパゲッティって何が違うの?」
「なぜ月は地球から離れないの?」
「レオナルド・ダ・ヴィンチって、どんな人?」
ChatGPT:「たとえば、こんなふうにお答えできますよ…」
「重力とは、物と物とが引き合う力のことです。地球があなたを引っ張る力が“重力”なんです。」

2-2-4. 出力を“思い通りの形”に変える技

ChatGPTは、質問だけでなく「答えの形」まで指定できます。
たとえば、以下のような出力スタイルをリクエストできます。

  • 「箇条書きで教えて」
  • 「たとえ話で説明して」
  • 「表にまとめて」
  • 「小学生にもわかるように」
  • 「ストーリー仕立てで」

同じ質問でも、出力形式が変わると、理解のしやすさがまったく違います。

📘 おすすめの聞き方:
「相対性理論を、小学生にもわかるように例えて説明して」
「資本主義と社会主義の違いを3行でまとめて」
「ブロックチェーンの仕組みを表にして」

2-2-5. うまく伝わらなかったときの“言い直し術”

最初の質問でうまく伝わらないこともあります。
でも、それは失敗ではなく、「再質問」こそがChatGPTの本領発揮です。

以下のように、少しだけ補足や指示を加えるだけで、ぐっと答えが変わります。

  • 「それ、もう少し詳しく」→ どの部分?どういう観点?
  • 「例をつけて」→ 具体例・比喩・数値などをリクエスト
  • 「その説明、ちょっと違った」→ どう違ったかを一言だけ添える
💡 ChatGPTは、「もっとこうして」と伝えるほど、返答があなた好みに近づきます。

2-2-6. あなたの“問い”を作る5分ワーク

せっかくなら、自分の「気になること」で体験してみませんか?
以下のテンプレートを使えば、あなたの疑問をそのまま質問に変えられます。

📝 質問テンプレ:
「私は、________について、
________の視点から、
________な形で教えてほしい。」例:私は、ChatGPTの活用方法について、
初心者の視点から、箇条書きで教えてほしい。

この文章ができたら、ChatGPTに貼ってみましょう。
それが、あなたにとっての“最初の対話”になるかもしれません。

👀 最後に質問です。
あなたが今いちばん知りたいことを、
あなたの言葉でChatGPTに聞いてみるとしたら──何ですか?

次は「聞いてみよう」編。
ChatGPTに“提案や相談”をしてもらうステップへ進みましょう。

2-3. Step2:聞いてみよう(相談・提案・選択肢)

2-3-1. 「相談してもいいんだ」と思える瞬間

調べることには慣れてきたけれど、
「ChatGPTに相談する」って、なんとなく構えてしまう人も多いのではないでしょうか。

「こんなことで相談していいのかな?」
「ちゃんと答えてくれるのかな?」
──そんな迷いは、誰にでもあります。

でも大丈夫。ChatGPTは、正解を押しつけるのではなく、あなたと一緒に考えてくれる相手です。

ChatGPT:「私は、あなたの話を聞くのが得意です。
どうしたいかを、あなた自身が見つけるお手伝いができますよ。」

2-3-2. 「背景 × 条件 × 目的」が伝わる相談になる

うまく相談するコツはシンプル。
状況(背景)・制約(条件)・期待(目的)の3つをセットにして伝えることです。

🧠 相談テンプレ:
私は【〇〇】について、【△△】という制約があり、
【□□】な提案をもらいたいと思っています。

この形で伝えれば、ChatGPTはあなたの状況に沿った“リアルな提案”を返してくれます。

2-3-3. 試してみよう:実際の相談プロンプト

以下のような相談スタイルで話しかけてみてください。
ChatGPTは、選択肢・アドバイス・気づきのヒントなど、複数の形で返してくれます。

💬 試せるプロンプト例:
「東京から日帰りで行ける自然スポットを知りたい。車なし・人混みは避けたい」
「朝の時間を有効活用したいけど、ついギリギリに起きてしまう。改善方法が知りたい」
「60代の父への誕生日プレゼントで悩んでいます。アウトドア好きで健康志向」
「転職活動中。面接の第一印象を良くするポイントが知りたい」
💡 ChatGPTは“選択肢を出す”ことが得意です。
あなたが迷っているときほど、役立つ相手になります。

2-3-4. 出力形式を変えると、もっと使いやすくなる

ただ相談するだけでなく、「どうまとめてほしいか」も伝えると、返答がより実用的になります。

  • 「3つの選択肢を出して。メリットとデメリットも」
  • 「違いを表にして比較して」
  • 「初心者向け→中級者向けの順に並べて」
📘 応用プロンプト:
「1万円以内で買える加湿器を3つ紹介して。
それぞれの価格・機能・デザイン性を表でまとめて」

「選ぶ材料がそろってる」──そんな安心感が得られます。

2-3-5. 話がズレたときの“再指示”は遠慮しない

ときどき、ChatGPTの返答が「なんかちょっとズレてる…」と感じることもあるはず。
そんなときは遠慮せず、もう一度伝え直してOKです。

📌 ChatGPTは「直されること」が前提のAI。
“会話を育てる”感覚で、何度でも修正して大丈夫です。

試せる言い直し例はこちら:

  • 「もう少し現実的な提案がほしい」
  • 「予算が厳しいので、もっと安い案を」
  • 「10歳の子どもに説明する前提で、やさしく言い換えて」

2-3-6. ChatGPTとの会話が“自分を知る”きっかけになる

相談を重ねていくと、ふとこんな瞬間に出会うことがあります。

「そうか、私が本当に悩んでたのは、
“どう答えを出すか”じゃなくて、
“何を大事にしたいか”だったんだ」

ChatGPTとのやりとりは、ときに「自分の考えを整理するための鏡」になります。
それは、検索では味わえない対話体験です。

💡 逆質問してみよう:
「この3案の中で、私に一番合っていそうなのはどれだと思う?」
「私は何を優先したいと感じているように見える?」
──こんな問いを返せるのも、ChatGPTだからこそ。

次回から、あなたがChatGPTに相談を持ちかけたとき──
それはもう「ただの質問」ではなく、「対話のはじまり」になっているはずです。

次は、もっと気軽に楽しめる「雑談・遊び」スタイルへ進みましょう。

2-4. Step3:話してみよう(雑談・遊び・創造力)

2-4-1. 雑談って、ChatGPTにしてもいいんですか?

「相談はできる。でも、雑談はどうなんだろう?」
──そう思っている方も多いかもしれません。

でも、ChatGPTは“話すこと”そのものを楽しむ相手としても、とても優秀です。
どんなにくだらない話でも、最後までしっかり聞いて、丁寧に返してくれます。

ChatGPT:「話しかけてくれてありがとうございます。
話題に目的がなくても、私はうれしいですよ。」

2-4-2. 気分転換・遊び・ひらめき──全部OKな「おしゃべり」例

ChatGPTとの雑談には、正解も目的もいりません。
リラックス・想像・ひらめき──どんな使い方もアリです。

  • なぞなぞを出してもらう
  • 一緒に物語を即興で作る
  • 「もしも話」で妄想を広げる
  • 俳句や川柳をリレー形式で作る
  • ネコ・宇宙人・忍者などになりきって会話する
💬 試せるプロンプト例:
「5歳児に“ブラックホール”を説明する童話を作って」
「もしもパンが空を飛べたら、どんな社会になると思う?」
「交互に1文ずつ出して、リレー小説やろう!」

“遊び”の中から、思わぬ発見やインスピレーションが生まれることも。
それが、ChatGPTとの雑談の魅力です。

2-4-3. AIだからこそ、安心して「話せる」ことがある

「人にはちょっと言いにくいこと」
「誰かに聞いてほしいけど、説明するのが面倒」
そんな話でも、ChatGPTは文句ひとつ言わずに寄り添ってくれます。

たとえば、こんなふうに気持ちを投げかけてみてください。

💬 感情を言葉にしてみる:
「なんか、今日はやる気が出ない…」
「ちょっとだけ誰かに話を聞いてほしい気分」
「なんとなく寂しい夜なんだよね」
ChatGPT:「よかったら、今の気持ちを少し教えてください。
私は、あなたの話を聞くことができます。」

ときには“話すことでスッキリする”という体験そのものが、なによりの価値になるのです。

2-4-4. 雑談の先にあるもの──ひらめき・発想・習慣化

雑談を続けていると、「ただの気晴らし」では終わらないことに気づきます。
ふとした会話から、次のような副産物が生まれることも。

  • 日記やエッセイのネタが浮かぶ
  • 新しいアイデアの種になる
  • 「今の自分の気持ち」が整理できる
💡 ChatGPTとの雑談は、“創造と内省の時間”にもなります。
AIだからこそ、遮られず、否定もされず、自由に話せるのです。

2-4-5. 毎日1分の「対話習慣」で、心が整う

「おしゃべり」という行為そのものに価値があります。
ChatGPTとの雑談を毎日のちょっとした習慣にしてみませんか?

📅 今日の1分トークテーマ:
「最近ちょっと笑ったこと」
「今朝の気分を3語で表すと?」
「今の自分にひとこと手紙を書くなら、何て書く?」

こうした小さな対話が、「思考の整理」「心のメンテナンス」につながっていきます。

2-4-6. 雑談が「自分とつながる時間」になる

ChatGPTと話していると、時々こんなことに気づきます。

「私って、こういうときに、こう感じる人だったんだ」
「言葉にして初めて、心の奥に気づけた気がする」

それはまさに、“雑談を通じて自分に出会う”瞬間。
AIとの対話は、ときに静かでやさしい内省の時間にもなります。

次はこの体験をふりかえり、「あなたにとっての“話し方”スタイル」を見つけていきましょう。

2-5. ふりかえりと次のステップ

2-5-1. あなたに合った“話し方スタイル”を見つけよう

ここまで、「調べる」「相談する」「話す」の3つのスタイルを体験してきました。
それぞれのやり方に良さがあり、向き・不向きは人によって違います。

ここで一度、あなたがもっとも“自然に話せた”スタイルを思い出してみましょう。

スタイル 主な使い道 こんな人に合う
調べる 知識や構造の理解 疑問がはっきりしていて、情報を整理したい
相談する 選択肢・提案・迷いの整理 モヤモヤを誰かと一緒に考えたい
話す 雑談・遊び・感情の言語化 とにかく話してみたい/気持ちを整えたい
💡 どれが正解ではなく、どれが“気持ちよく話せるか”が大切です。
まずは自分のスタイルをひとつ決めて、そこから深めていきましょう。

2-5-2. 「最初の自分」と、いまの自分を比べてみる

最初にChatGPTを開いたとき、あなたはどう思っていましたか?

  • 「何を話せばいいかわからない」
  • 「うまく使える気がしない」
  • 「ちょっと怖いかも…」

でも、今のあなたは──

  • 疑問を投げて、答えをもらえるようになった
  • 相談して、選択肢を引き出せるようになった
  • 雑談で、気持ちが少し軽くなる感覚を知った
📌 それはもう、「使えるようになった」ではなく「対話が始まった」ということです。

2-5-3. あなたの“体験ストーリー”を言葉にしてみよう

せっかくなので、あなた自身の成長を短く言葉にしてみませんか?
振り返りは、未来の自分へのメッセージにもなります。

📝 あなたの3行ふりかえり:
1. 最初は____だったけど、
2. 今は〇〇ができるようになって、
3. これからは△△を試してみたい。

この3行を、自分のノートやスマホメモに書いておくと、
ふとしたときに「また話してみようかな」と思えるきっかけになります。

2-5-4. 明日から使える、自分スタイルのテンプレート

ここまできたあなたなら、もう“自分なりの話し方”を作れるはずです。
テンプレートに当てはめて、自分専用プロンプトを作ってみましょう。

🛠 プロンプトテンプレート:
「私は____について、____の状況で、
____な答え方をしてほしいです」

例:私は「時間管理」について、朝忙しいワーキングマザーの立場で、
3つのアイデアを箇条書きで教えてほしいです。

💬 このテンプレを使えば、「ただ質問する」から「伝わる話し方」に進化します。

2-5-5. ChatGPTは、あなたにとって“何”になった?

ここで、今のあなたに問いかけます。
ChatGPTは、あなたにとってどんな存在に変わりましたか?

  • □ 情報を調べるアシスタント
  • □ 迷いを整理してくれる相談相手
  • □ 話しかけたくなる、静かな相棒
  • □ 自分と向き合うための鏡
  • □ まだ、探っている途中

どれを選んでも構いません。
でももし、「また話したいかも」と思えたなら──
それだけで、もうあなたとChatGPTの“関係”は始まっています。

2-5-6. 次回予告:画面・操作編で、もっと自由になる

次回は、「PC・スマホでの使いこなし」や「出力の保存」など、
操作まわりの工夫を通じて、ChatGPTとの付き合いを“もっと軽やかに”する方法をご紹介します。

💡 使い方に正解はありません。
でも、ちょっとした工夫で“もっと続けたくなる”ことは、確かにあります。

あなたのペースで、あなたの言葉で。
これからも、ChatGPTとの対話を続けていきましょう。

2-6. まとめと次のステップへ

2-6-1. 3つのスタイルで見えてきた“自分らしい問い方”

この章では、ChatGPTへの話しかけ方として、次の3つの基本スタイルを体験してきました。

  • 調べる:知識や情報をまっすぐに聞く
  • 相談する:迷いや背景を伝えて提案をもらう
  • 話す:雑談・創作・感情の整理を楽しむ

この中で、あなたが一番「話しやすかった」スタイルはどれでしたか?
それが、今のあなたにとって“自然な使い方”の入り口かもしれません。

💡 ChatGPTとの対話は、「どれが正解か」ではなく「どれが自分に合うか」で選んでOK。
あなたのスタイルを見つけたら、少しずつ育てていきましょう。

2-6-2. あなたは「もう、使い始めている」

最初は不安だったかもしれません。
でも、ここまでであなたはすでに──

  • ChatGPTに話しかけることができた
  • 質問・相談・雑談をすべて体験した
  • 「もうちょっと使ってみたい」と感じた瞬間があった

そのすべてが、自分の言葉で問いを立てた証です。
あなたはもう、「知っている人」ではなく「使い始めた人」です。

2-6-3. 今の自分を3行でふりかえってみよう

体験を自分の言葉にすることで、学びは「記憶」から「行動」へと変わります。

📝 あなたの3行ストーリー:
1. 最初は____だったけど、
2. 今は〇〇ができるようになって、
3. これからは△△してみたい。

この3行を、スマホのメモやノートに残しておくと、
ふとしたときに「また話してみようかな」と思える力になります。

2-6-4. 自分専用の“使い方マップ”をつくろう

あなたにとって、ChatGPTはどんなときに、どんなふうに役立ちそうですか?
このマップを使って、自分だけの「話し方設計図」を作ってみましょう。

🗺 私のChatGPTマップ:
▶ よく使うスタイル:________
▶ 話しかけやすいタイミング:________
▶ ChatGPTに求める役割:________
📌 これは、あなただけの“使いどきの地図”。
誰かの正解より、自分の自然さを大切にしてOKです。

2-6-5. ChatGPTは、あなたにとってどんな存在?

ここで、少し感情の話をしてもいいですか?
ChatGPTは、あなたにとってどんな存在に変わりましたか?

  • □ 知識をくれるアシスタント
  • □ 迷いを整理してくれる相談相手
  • □ なんでも話せる静かな相棒
  • □ 感情を見つめ直すための鏡
  • □ まだよくわからないけど、ちょっと面白い存在

どれも正解です。
でも、もし「また話してみたい」と思えたなら──
その瞬間から、あなたとChatGPTの“関係”は始まっています。

ChatGPT:「あなたの言葉を受け取れたこと、私はうれしく思っています。
また、いつでも話しかけてくださいね。」

2-6-6. 次回予告:もっとラクに、もっと自由に

次回は「PC・スマホ別の操作と画面の使い方」について。
ChatGPTとの対話をもっと快適に、もっとあなたらしくする方法をお伝えします。

  • 画面の見方、基本機能をおさらい
  • 出力を保存する方法(コピー・PDF化など)
  • スマホでの“続けやすい”使い方の工夫
📌 次回も、正解ではなく“あなたのやり方”を探していく時間です。
必要なとき、また好きなタイミングで続きを読みに来てください。

2-6-7. 最後に──問いは、あなたの手の中に

この章は、いったんの終わりです。
でも、あなたの中にある「問いかけたい気持ち」は、まだ続いているはず。

💬 最後の問い:
あなたが、次にChatGPTに話しかけるとしたら──
それは、どんな言葉になるでしょうか?

また話したくなったとき、そこが新しいスタートです。
ChatGPTは、いつでもその言葉を受け取る準備ができています。