インフラエンジニアのキャリアにおいて、マネジメントの技術は「管理職になったら学ぶもの」ではありません。プロジェクトの進め方、チーム内の意思決定、障害対応時の判断――マネジメントの考え方は、技術力と掛け合わせることで日常業務の質を大きく変えます。
筆者自身、インフラエンジニアとして10年以上のキャリアを重ねるなかで、技術力だけでは乗り越えられない壁に何度もぶつかりました。チームの合意形成がうまくいかずプロジェクトが停滞したり、リスクの見積もりを誤って障害対応が後手に回ったり。振り返れば、そうした課題の多くはマネジメントの知識と視点があれば防げたものでした。
マネジメントには「組織を動かす力」と「プロジェクトを動かす力」という2つの軸があり、それぞれ異なるスキルセットが求められます。本カテゴリでは、この2軸を体系的に学べる2つのシリーズを用意しました。
マネジメントの本質から始まり、チームビルディング、権限委譲、ステークホルダー管理まで、組織を率いるための基盤スキルを全10回で解説します。管理職への昇格を見据えたエンジニアに。
計画立案、リスク管理、進捗管理、品質管理、そして振り返りまで、プロジェクトを立ち上げから完了まで成功に導くスキルを全10回で解説します。PMやPLを任され始めたエンジニアに。
組織マネジメントとプロジェクトマネジメントは独立したスキルではなく、互いに補完し合う関係にあります。興味のあるシリーズから読み始めて、もう一方にも目を通すことで、マネジメントの全体像がより鮮明に見えてくるはずです。